解説!木材用ペンキの種類と性質!

投稿者 : ペンキ屋モリエン on

木材用ペンキ

気軽にDIYを楽しめるようになったこの頃。
やはり手っ取り早くチャレンジできるのは
空き箱、本棚、テーブルなどの木製品小物ではないでしょうか?

当店にも毎日様々な塗装方法のご質問を頂きます!

DIYの仕上がりを決めるのはやはり塗料!
どんな種類があってそれぞれどんな特徴を持つのか
わかりやすくご説明します。

 

1、木目を隠す「造膜塗料」

造膜塗料

 

一般的に「ペンキ」と呼ばれるのがこのタイプ。
書いて字のごとく、塗った部分の表面に膜を造るものです。
そのため仕上がりは木目を隠した「塗りつぶし」に!

木目が消えてもOK!
色味を引き出してカラフルな仕上がりにしたい!
という方にはオススメです。

造膜するのである程度の水ははじいてくれます。
(ただし頻繁に水拭きするには向いていません。)

二度塗り

ペイントの際は「刷毛で2度塗り」すると
キレイに発色しますよ!

▼モリエンおすすめ造膜塗料

Hip mini

バターミルクペイント

Hip

 

2、木目を活かす「浸透塗料(ステイン)」

ステイン

 

木材の内部に染み込んで着色する塗料。
木目を隠さず、木の質感を生かしつつ
好きな色に塗りたいという方にオススメ!

表面に膜をつくらず染み込む仕上がりなので
傷や汚れはつきやすい点がありますが、
上から塗り直すだけでキレイになるため
メンテナンスは簡単です!

ステイン使用方法

ペイントの際は「コシのある固めの刷毛で擦り込むように少量ずつ塗る」のがポイント!
一気に大量の塗料を重ねると
乾燥不良や色ムラなどトラブルの原因になることも…。
ハケ塗りの後すぐにウエス(布)で拭き取っても◎

▼モリエンおすすめステイン塗料

ウォーターベース・ウッド・ダイ

オスモウッドワックス

ワトコオイル

 

3、木目と光沢を引き出す「ワックス」

ワックス

 

浸透塗料と同じく、木目を活かす仕上がりに。
ステインよりも着色力は弱いですが
ワックス成分(油分)が多く配合されているため、
木目がしっかりと浮かび上がった上に光沢も加わり
高級感のある仕上がりになります!

ワックス分が表面にとどまり保護してくれますが
熱に弱く、熱いものを上に置くと
その部分のワックス分だけが溶け、輪染みになったりなどの
トラブルの可能性があります。
そのため、キッチンカウンターやダイニングテーブルの
施工は避けたほうが良いと言えます。

またステイン着色と重ねることで、
色に深みを与えたり、色ムラをなくしたりと
使い方のバリエーションは豊富です!

仕上がり

ペイントの際は、ワックスをウエス(布)等にとり
何度も擦り込むと発色と光沢がキレイに出ます!

▼モリエンおすすめワックス

ブライワックス

蜜ろうワックス

 

 

以上、代表的な3つの種類に分けてご紹介しました。

発色、木目、メンテナンス…
自分がどこに重きを置き、
どんな仕上がりにしたいかを具体的に考えてみると
塗料選びも検討しやすいかと思います。

お悩みの際はペンキ屋モリエンにお電話ください♪