屋根材の見分け方と、塗装のポイント集

投稿者 : ペンキ屋モリエン on

屋根材

屋根は建物の中で、一番ダメージを受けやすい場所。

外壁よりも多くの紫外線や降雨にさらされています。

屋根材にはさまざまな種類があるので、最適な塗料を選んで塗り替えを行いましょう。

1、化粧スレート、セメント瓦

化粧スレート(新生屋根材)とは

セメントを高温高圧下で養生・成型した板状の合成スレートに、着色したものを「化粧スレート」といいます。

薄い住宅用屋根葺き材の一つで、耐候性(風雨や日光などに耐える力)も強く、軽くて、耐震性面でも有利、断熱にも優れています。

施工性がよく工期が短い事や費用面での負担が軽い為、屋根材として広く普及しています。

製造メーカーによってカラーベスト・コロニアルなど様々な名称で呼ばれています。

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アップ2

セメント瓦(モルタル瓦)とは

セメントと砂と水を混ぜてつくったモルタルを型に入れて成形したものが「セメント瓦」です。

メーカーによって多数の形状がありますが、表面の塗膜劣化が進行すると、セメントの劣化も早まり、一般的には10年に1度はメンテナンスが必要と言われています。

モニエル瓦とよく似ていますが、小口が平らなのがセメント瓦の特徴です。

セメント瓦

【セメント瓦、スレート瓦にオススメの塗料】

(下塗り)水系パワーシーラー2

(上塗り)水系ナノシリコン

 

2、モニエル瓦 

 

モニエル瓦とは、ヨーロッパ発祥のセメント瓦の一種で、「洋瓦」「スラリー瓦」とも

呼ばれます。セメントと川砂を混ぜ合わせて作られる瓦のことす。

セメント瓦と似ていますが、見分け方はとっても簡単!

♪セメント瓦とモニエル瓦の見分け方講座♪

瓦の小口がでこぼこしているのがモニエル瓦、小口が平らなのが、セメント瓦です。

見分け方

主な内容成分がセメントであるため、塗装しなければ瓦自体に防水性能はありません。

そのため、セメント瓦に着色スラリー(セメントの着色剤)を塗り、さらにその上にクリアーな塗装がされたものモニエル瓦と呼びます。

表面のクリアー塗装が経年により劣化してくると「スラリー層」が現れてきます。

この層にコケ等が付着しやすく、外観が損なわれる原因になるのです!!

塗装するにあたっても、この「スラリー層」が少し厄介!

スラリー層は塗料の密着が悪いので、塗装の際はできる限り除去する必要があります。
もし、スラリー層が残った状態で上から塗装してしまうと劣化したスラリー層と一緒に塗装が剥がれてしまう可能性があります。

と、長々とお話しましたが、モニエル瓦を塗装するときのポイントは2つ!

1、「スラリー層」をできるだけ除去する

高圧洗浄しながらマジクロンやデッキブラシを用いて脆弱な着色スラリー層を除去します。

除去

 

2、残った「スラリー層」を強くするプライマーを必ず塗装すること!

プライマーは流れるくらいたっぷりと塗布してください。

塗装

 

【モニエル瓦にオススメの塗料】

(下塗り)スラリー強化プライマー

(上塗り)水系カスタムシリコン

 

3、アスファルトシングル瓦

 

アスファルトシングルとは無機系の基材にアスファルトを塗った板状の屋根材で、「シングル」とも呼ばれています。

アスファルトシングルは、軽量で加工しやすく、曲面など複雑な屋根形状に適応できるなどの特徴を持っています。

瓦の約5分の1の重さで耐震性に優れ、高い防水性、耐久性を発揮します。

デメリットは耐火性に劣る点です。アスファルトは普通、燃焼しやすいため、防火・準防火地域では使用できません。

アスファルトシングル塗装時には2つの注意点があります。

 注意点1注意点2

 

1、油性(溶剤)塗料は使わない

油性塗料を塗装すると、素材が溶けてしまいます。

2、必ず艶消塗料を使用する

ツヤのある塗料を塗装するとムラが出やすくなるため、必ず水性の艶消し塗料を使ってください。

【アスファルトシングルにオススメの塗料】

(下塗り)水系アスファルトシングル用下塗

(上塗り)水系ナノシリコン ツヤ消し

 

4、金属屋根

金属屋根にはトタン・ガルバニウム鋼板・ステンレス鋼板・塩ビ鋼板・鋼板などの様々な素材があります。

各素材に適した下塗り塗料が必要なだけでなく、塗装自体が不可能な場合もあります。

塗装の際は事前にご相談いただくことをおすすめしております。

また、すでに発生してしまっている錆は事前にしっかり取り除くことがきれいに仕上がるコツです。金属屋根

 

【金属屋根にオススメの塗料】

特急簡単仕様↓

(下塗りいらず!)高耐久シリコントタン屋根用

プロ仕様↓

(下塗り)エポックマイルド#2000

(上塗り)デルニエX

5、日本瓦(釉薬瓦・いぶし瓦・陶器瓦)

粘土を使った焼きものの屋根材で、表面に釉薬が塗られている釉薬瓦・陶器瓦と、塗られていない無釉瓦(いぶし瓦)とに大別することができます。

粘土瓦は粘土をベースに焼いた瓦で、他の屋根材に比べて重量が重くなり、耐震性能を考慮する必要があります。

また、表面は強く、色味に関しては半永久的にメンテナンスがいりません。
年月とともに味わい深さが出てきます。

素材の判断が難しい為、素材が不明確な状態では、非常に難しい素材のため、当店としては基本的にプロの職人様以外の塗装はおすすめしておりません。

全体1  

 全体2

様々な種類がある日本瓦ですが、素材の特徴は大~きく分けると2種類

1、釉薬瓦・陶器瓦・素焼き瓦

瓦例
瓦例下

 

【釉薬瓦・陶器瓦・素焼き瓦にオススメの塗料】

トウキマイルド

2、日本瓦・いぶし瓦

日本瓦

日本瓦2

【日本瓦・いぶし瓦にオススメの塗料】

新いぶしコート

 

以上、屋根を塗装する際のポイント集でした(^^)/

最後に、屋根を塗装する際はくれぐれも足を滑らせないようご注意ください。

ホームセンター等に「安全帯」と呼ばれる命綱のようなものも販売されているので、

使用されることをお勧めします!