よくある質問(塗料・塗装について)
ペイント(塗装作業)について
Q.ペイント(塗装作業)は初めてだけど本当にきれいに塗れるの?
塗料を正しく使い、ペイント前の養生(ペイントしない部分を隠して覆う作業)を丁寧にすれば必ずきれいに仕上げることが出来ます。その他不安に思うことがあればモリエンに何でもご相談下さい。不安を自信に変えて楽しくペイント出来るよう応援いたします。塗装の際の予備知識に関しては【塗装のいろは】をご覧ください。
Q.ペイント(塗装作業)には何が必要なの?
実際に塗るペンキはもちろん必要ですが、ペンキを塗るために必要な道具がいります。用途によって必要なものは異なりますが、基本的に下記記載のものはペイント時に最低限必要となりますので揃えておきましょう。
- ペンキ
- 刷毛、ローラー
- バケット(ペンキを入れる容器)
- 養生テープ(ペイントしない部分を覆うテープ)
- ペイントうすめ液(水性塗料の場合は水道水でOK)
Q.ペイント(塗装作業)前の準備は何をすればいいの?
塗らない場所を覆い隠す養生作業をしっかりすることが大事です。塗装面以外のペンキを塗ぬりたくない部分を養生用のテープやビニールなどで覆い隠してペンキが付かないようにします。塗り汚しを気にせずにペイント作業ができ、仕上がりもキレイになります。
そして、塗装面はしっかり掃除してください。塗料がちゃんと塗装面に密着するようホコリやゴミ、ヤニ、シミなどは掃除をしておきましょう。
また、塗る場所は風通しを良くしてください。室内の塗装の場合、閉めきっておくと乾燥しにくくなったり臭いがこもったりします。屋外の場合は、雨の日や湿気が多い日に塗装をすると乾燥が遅かったり表面が白く濁ったりすることがあります。冬などの気温が低い時は乾かない場合があります。塗装はできるだけ天気のいい日を選び、冬は日中に塗るようにしましょう。
Q.衣服に塗料が付いたらどうやって落としたらいい?
水性塗料は水で、油性塗料はペイント薄め液(シンナー)ですぐに拭き取りましょう。衣服や床に付いてしまった塗料は、乾くと取れにくくなるので乾かないうちに落とすことが大切です。衣服の場合は、そのあと中性洗剤で洗っておくと良いでしょう。
しかし、頑張って拭き取ってもシミが残ったり染料が落ちたりすることがあります。また、衣服によっては生地を傷めてしまう恐れもあります。塗装時は汚れてもよい服装で作業しましょう。
Q.ビニールクロスへの塗装の場合、壁紙を剥がさないといけないの?
ビニールクロスは、剥がさなくても上から塗装できる塗料があります。壁紙を剥がす作業はとても手間がかかります。また、きれいに剥がさないと塗装時に色ムラなどの問題が起こる可能性があります。弊社一番のオススメ塗料は「シャーウィンシリーズ」です。色数豊富なので、お気に入りの色でしかも初心者でも必ずきれいに塗り替えることが出来る、水性で体に優しいペイントです。
ペイントすることによって、柄や模様をきれいに隠すことができ、またビニールクロスの凹凸が何ともいい感じのテクスチャーに変身します。前の模様や色が想像できないほど壁のイメージが変わります。
Q.たばこのヤニが気になるのですがペンキを塗れば隠れますか?
一見隠れますがヤニには注意が必要です。タバコのヤニは水に溶けるので、水性塗料を塗る場合、必ずヤニがペイントした上からじわじわと出てきます。せっかくきれいにペイントしてもそれでは台無しです。
そこでまず、濡れ雑巾でがんばって出来る限りヤニを拭き取ります。それでも気になるヤニの場合は、ペイントする前に必ず「水性ヤニ止めシーラー(日本ペイント)」を塗ってください。シーラーを塗る際に、必ず塗り残し部分(かすれ)のないように塗ってください。もし塗り残してしまうとその部分だけヤニが模様のように出てきます。そして、シーラーを塗ったら「完璧」に乾燥したのを確認してから上塗りをしてください。乾燥してからでないとせっかくのシミ止め効果を発揮出来ません。以上の点に注意してヤニとさよならしましょう!
塗料の種類・選び方について
Q.塗料はどうやって選んだらいいの?
塗料にはそれぞれの用途に合った商品があるので、どこの何の素材に塗るかで塗料を決めていきます。「木でできた外壁」や「室内の鉄の手すり」といった具合です。
そうすることで「木部用」、「鉄部用」などの塗料が絞れてきます。あとは色の希望や撥水性などの機能性から、お客様が求める一番の商品を選んでいきます。弊社サイト内では、用途別に商品を選択することができますのでご利用ください。
Q.色はどうやって選んだらいいの?
それぞれの商品の決められたカラーや専用の色見本などから色を決めていただけます。一部カラーは商品ページに掲載されていますが、パソコンの画面での色の確認は弊社ではオススメしておりません。パソコンの設定によって色の見え方が違うため実際の色とは多少異なるためです。
弊社では色選択の際に、お客様へ各商品の色見本帳を送付することも可能です。色見本帳は無償提供できるものと返却してもらわないといけないもの(レンタル)があります。返却時の送料は、お客様のご負担となりますのでご了承下さい。
Q.塗料をなるべく安く買いたい場合、商品の価格をチェックするだけじゃダメなの?
塗料の価格比較方法は、単純に商品の単価だけを見て比較するものではありません。商品価格とともに1缶当たりで何平米塗れるのかをチェックすることが大事です。
商品価格と塗り平米からトータルに必要な塗料の金額を算出し、それぞれの商品と比較してお選びください。また、塗り替え時期をふまえることで数年間にかかるコストも算出できます。
Q.水性塗料と油性塗料の違いってどういう所?
塗料の洗い方や薄め方に違いがあります。手やハケについた水性塗料は水で洗うことができますが、油性塗料の場合、水では洗い落とすことができません。油性塗料はペイント薄め液(シンナー)で洗い落とします。
塗料はもともと粘度があるモノなので、主に薄め液を入れながら粘度を調節して使用します。水性と油性で使う薄め液が違います。水性塗料は、「水」を入れて粘度調整を行ないます。油性塗料は、「ペイント薄め液(シンナー)」を入れます。油性塗料の場合、塗料によってはその塗料専用の「専用シンナー」が必要な場合もあります。(商品によって水性も油性も薄め液を入れずに使用する塗料もあります。)
また、油性は石油などの揮発性物質を使っているのでニオイも臭い商品が多く、引火する可能性もあります。水性は揮発性物質を使っていないので油性と比べてニオイも少なく、火気にも安全です。
水性塗料 | 油性塗料 | |
---|---|---|
メリット | ・水道水で粘度調整できる ・片付けが楽 ・ニオイが少ない |
・基本的に水性と比べ高性能※1 ・鉄部への密着性が良い |
デメリット | ・基本的に油性と比べ性能が劣る※1 | ・薄め液でないと洗浄できない ・ニオイが臭い |
※1・・・一般的な比較になり、商品によっては異なる場合がございます。
Q.1回塗り、2回塗りってどういう意味?
塗料を塗る回数を表します。1回塗って仕上げることを1回塗りといいます。1回目を塗って乾燥させた後に、上からもう一度塗装することを2回塗りといいます。
Q.塗料の艶(ツヤ)って何?
塗料にはツヤという塗った際、表面に光沢をもつ商品が多くあります。
ツヤには段階があり、光沢がある「艶有り」からツヤのない「艶消し」まであります(一部商品ではツヤの表記名が違う場合があります)。
商品によっては、お客様のご希望のツヤに調整して商品をご用意することができる塗料もあります。基本的にツヤ調整を行なう際、通常の商品代金より高くなることが多いです。
ある(テカテカ) ← 光沢 → ない(マット) | ||||
艶有り | 7分艶有 | 5分艶有 | 3分艶有 | 艶消し |
ツヤの調整は、ツヤが落ちる分だけ塗料自体の性能も落ちてしまいます。屋外外壁などの耐久性が必要とされるような箇所ではツヤ有りをオススメしております。
塗料や塗装道具の保管について
Q.塗料の保管はどのようにしたらいいの?
使用した塗料は、しっかりフタが閉まっているか確認してください。フタがしっかり閉まっていないと中の塗料が空気に反応して硬化する恐れがあります。また、雨風や直射日光が当たる場所や高温・多湿などの環境での保管は避けてください。
大容量缶の場合、残った塗料が少ないときは缶の中に空気ができるだけ入らないように残った塗料の量に適した別の容器に移しかえ、しっかりフタを閉めて保存してください。 油性塗料は、フタを閉めていても缶の中の空気に反応して塗料の表面に膜を張ってしまいます。その場合、ペイント薄め液を塗料の上に少し注いでフタを閉めれば膜を張るのを防ぐことができます。
塗料は、上記のような保管方法をしていても長期に渡って保存していると使用できなくなる場合もあります。塗料はできる限り早めに使い切っていただくことをオススメしております。
Q.保管している塗料はどのくらいもつの?
塗料によってそれぞれ大きく違ってきます。また、保存状態によっても変わってくるので一概には言えませんが、目安として一度開封した塗料は適切に保存すれば1年くらいはもつでしょう。(あくまで目安となります。塗料や保存状態によって異なります。)
Q.余った塗料の処分はどうしたらいいの?
一番良いのはすべて使い切っていただくことですが、それでも余ったので処分したい場合は、産業廃棄物処理業者へ依頼して廃棄してください。また、塗料を固めて捨てることができる「固化剤」という商品もあります。塗料に決められた分量の固化剤を混ぜることで塗料を固めることができます。固まった塗料は燃えるゴミとして捨てることができます。(塗料によっては固化剤が使えない場合があります)
下水や河川、池、湖沼、海、井戸、地下水などを汚染させる恐れのある場所へは廃棄しないでください。
Q.使いおわった刷毛の後始末はどうしたらいいの?
刷毛は使い捨てではなく、きちんと手入れをすれば何回も使うことができます。刷毛に塗料が付いたまま乾いてしまうと毛が固まってしまいます。刷毛に残っている塗料は新聞紙やヘラなどを使って落としてください。その後に使った塗料用のうすめ液でよく洗い、水気を切ってから紐などにつるして乾かしてください。こうすることで刷毛を長持ちさせることができます。ローラー刷毛やコテバケも同じ要領です。
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