工場、倉庫床の営繕工事について

投稿者 : ペンキ屋モリエン on

工場、倉庫床の塗装がすぐ剥がれるのはなぜ?営繕工事で知っておくべき「長持ちする床塗装」のポイント

工場の管理者様やオーナー様にとって、工場や倉庫床の維持管理は安全対策や品質管理の要です。 しかし、「床塗装をしても、数ヶ月でまた剥がれてしまった」「タイヤ痕の部分からボロボロと崩れてくる」といったトラブルは後を絶ちません。

床の不具合を放置すると、転倒事故のリスクや、剥がれた塗膜による異物混入など、工場の操業に大きな支障をきたします。そのため、計画的な営繕工事(修繕・メンテナンス)が不可欠です。

今回は、なぜ工場の床はすぐに剥がれてしまうのか、その主な原因と、失敗しない営繕工事のポイントについて解説します!

★工場、倉庫床の塗装が剥がれる「3つの主な原因」★

せっかく予算を組んで床塗装を行っても、原因を特定せずに上塗りをするだけでは、すぐに同じ症状が再発してしまいます。 工場床でトラブルが起きる原因の多くは、実は「塗料の性能」ではなく、「施工前の状態」にあります。

① 下地処理(研磨・清掃)の不足

床塗装において最も重要な工程は、塗る前の「下地処理」です。 コンクリート表面には、脆い層(レイタンス)や、目に見えない汚れが付着しています。これらを専用の機械で削り取り、健全なコンクリート面を露出させなければ、どんなに高価な塗料も密着しません。 剥がれの原因の多くは、この下地処理が不十分であることに起因しています。

② 油分や水分の残留

機械油や切削油が染み込んでいる床や、湿気の多い土間コンクリートの場合、塗料が油や水に弾かれてしまい、接着不良を起こします。 特に油汚れは深くまで浸透していることがあり、表面を拭き取るだけでは不十分です。営繕工事の際には、脱脂処理や、油面対応の特殊プライマーの使用など、専門的な対策が必要です。

③ 経年劣化と物理的負荷

フォークリフトの旋回、重量物の移動、台車の往来など、工場床は過酷な環境にあります。物理的な摩耗によって塗膜が薄くなり、そこから剥がれが拡大します。 これは避けられないことですが、塗膜の厚みを確保したり、高強度の材料を選定したりすることで、寿命を大幅に延ばすことが可能です。 

★環境に合わせた塗料選定★

床塗装材には、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂など様々な種類があります。

・フォークリフトが頻繁に通る場所: 硬くて摩耗に強いエポキシ樹脂おすすめ塗料:ボウジンテックス2000 クリンカラーEベスト

・薬品を使用するエリア: 耐薬品性に優れた樹脂薬品の種類によっておすすめ商品が異なります!手広く使用できるのはエポキシ系になります!

・低温倉庫や屋外: 硬化が早く低温に強いアクリル樹脂おすすめ商品:ボウジンテック1000 クリンカラーAベスト

 

このように、エリアごとの使用条件にマッチした材料を選ぶことが、営繕工事の成功の鍵です。

 

工場、倉庫床のトラブルは、見た目の問題だけでなく、働く人の安全や製品の品質に関わる重要事項です。 「何度塗っても剥がれる」という場合は、下地処理や材料選定にミスマッチがある可能性が高いです。

・フォークリフトの通り道がすぐに削れる

・油汚れがひどく、塗装ができるか不安

・短期間の営繕工事で床をきれいにしたい

このようなお悩みをお持ちの方や、現在の床の状態について分からないことがあれば、ぜひ当店にお問い合わせください! プロの視点で原因を特定し、貴社の環境に最適な床塗装プランをご提案いたします。

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