昔ながらの塗料、「柿渋」

投稿者 : ペンキ屋モリエン on

柿渋

柿渋って何?

青い未熟の柿をしぼり、発酵後2~5年熟成させた濃褐色の塗料。

お茶や赤ワインにも含まれている渋味の成分、タンニンが主成分柿渋のタンニンは特に高分子です。

木や布に塗ると防虫、防水、防腐、抗菌効果があります。古来より、家の柱や和傘、木桶等に使用されてきました。

何度も塗り重ねることで、骨董品のような深~い味わいが出てきます。

 

使い方

1、塗る面を180番くらいのペーパーでやすりがけし、なめらかにしておきます。

塗り方1

2、紙コップに適量を注ぎます。(薄く色に仕上げたい時は約2倍の水で希釈。)

塗り方2

3、刷毛で薄く塗り広げます。

塗り方3

4、ウエス(布)で軽くふきとり、 ムラや気泡をなくします。

塗り方4

5、布に文字を書いてみました!

塗り方5

6、自然乾燥させて完成!(24時間程度)日光に当てると早く発色します!塗り方6

こんな作品ができます!

作品例

手前の木馬は柿渋仕上げです。日光を当てたり、塗り重ねすることでこのような深みのある色合いになります。

作品例2

布を染めることもできます♪

 

 

モリエンスタッフのアドバイス

・濃い色にしたい場合は2~3回重ね塗りしてください。

・時間をかけてゆっくり発色していくので、時間をあけてから次を塗ってください。

・塗った量によって色の濃淡がはっきり出るので、垂れた柿渋をそのままにしてくと、跡に残ります。

失敗例

・原液で塗るよりも、希釈したものを塗り重ねる方が、失敗が少ないです。

・壁等の広い面は同じ素材の小さな板でサンプルを作って、色を確かめてから塗るとよいです。

・保管は冷暗所で。時間がたつと、ゼリーのように固まってしまいます。湯せんすることである程度は元に戻りますが、完全にゼリー状になってしまうと、戻すのは難しいです。ご使用は早めをおすすめします!

 

当店で取り扱いのある柿渋

無臭柿渋

無臭柿渋

日本古来の天然素材「柿渋」を現代の技術で使いやすくした柿渋!

柿渋

柿渋

昔ながらの製法で作られた柿渋の王道!

 

色味

無臭柿渋の方が若干濃く、赤ワインのような色味です! 柿渋は濃いめのめんつゆくらいの色です。

塗ってみても無臭柿渋のほうが濃いめの色がつきます。

匂い

無臭柿渋はさすが!無臭とあってほとんど匂いがしません!強いて言えば生の柿の香りがふわっとするくらいです。

柿渋の方は、遠くで嗅ぐと独特の柿渋の香りがします!銀杏に似た香りです。苦手な人もいるかも?!という匂いですが、これも昔ながらの製法の柿渋だからこそ!

 

ご購入はこちらから!

柿渋

柿渋

無臭柿渋

無臭柿渋

 

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