モリエンのDIY・ペイント情報コラム

塗料のツヤについて

投稿者 : ペンキ屋モリエン on

塗装をする際、色の次に悩むのが艶だと思います。 艶有りか艶消しかだけでなく、3分艶・5分艶・7分艶など艶を調整した商品もあるので、 悩まれる方も多いのではないでしょうか。   今回は艶ありと艶なしのメリット・デメリットについてお話します! まずはそれぞれのメリットについてです。   【艶有り塗料のメリット】 ・ピカピカで新築のような仕上がりになる ・汚れがつきにくい ・耐久性に優れている   【艶消し塗料のメリット】 ・落ち着いた仕上がりになる ・高級感が出る     次にそれぞれのデメリットについて説明をします。   【艶有り塗料のデメリット】 ・劣化により艶がだんだん消えてしまう ・広い面を塗装した場合、ギラギラしすぎて落ち着かない雰囲気になることもある   【艶消し塗料のデメリット】 ・汚れがつきやすい ・機能面が落ちる場合がある ※ほとんどの塗料が艶あり塗料に艶消し剤を添加して作るので、 塗料がもともと持っている性能が発揮しづらくなります。   このようにそれぞれにメリット、デメリットがあります。       当店でも大人気の商品Hipはフラット(艶なし)、エッグシェル(2~3分艶)、セミグロス(6分艶)の3種類の艶があります。 写真では伝わりにくいかもしれませんが、下の画像のように、 エッグシェルとセミグロスでも少し印象が変わります。   (左:エッグシェル 右:セミグロス)         セミグロスは水にも強いので、もし汚れがついてしまっても 水拭きしてある程度汚れを落とすことが可能です。 ですので主にキッチンなどの水回りにおすすめしている商品です。   ただ、リビングの部屋全面にセミグロスを塗装すると少し目がちかちかし、落ち着かない印象になってしまいます。 ですので、部屋全面などを塗装される方にはフラットやエッグシェルをおすすめしています。   このように塗る場所や平米数によっても艶有りが良いか、艶消しが良いか変わってきます。 (Hipの色見本帳は艶消し、日塗工見本帳は艶有りで作られているので、 色見本帳と異なる艶をお考えの方は気を付けましょう!)   艶によってお色の印象が変わってしまいますので、 お色だけでなく艶の選択も重要なポイントになってきます!   しっかり考えて決めていきましょう!!   ★Hipのご購入はこちら★   創業100年のペイントディーラー ペンキ屋モリエンTEL:078-511-5163FAX:078-891-8818メール:shop@morien.com インスタグラムもやっています♪https://www.instagram.com/penkiyamorien_official/

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蜜ろうワックスを塗ってみよう!

投稿者 : ペンキ屋モリエン on

1、そもそも、蜜ろうワックスって何??   蜜ろうワックスとは、ミツロウを原材料とした木部用ワックスのことです。   ミツロウ(蜜蝋、Beeswax)・・・・ミツバチの巣を構成しているロウを精製したもの。 口紅等の化粧品に使用されることが多く、キャンドルやクレヨンの材料にもされています。 働きバチの蝋分泌腺から分泌されるものなので、人工ではない100%天然の原料です。 蜜ろうを溶かし、えごま油等を加えたワックスを蜜ろうワックスといいます。 木に塗布することで、撥水、防汚効果を付与し、木の保護をしてくれます。 また、塗装した部分がしっとりとした艶を持ち、仕上がりも美しくなります!   2、蜜ろうワックスの使い方 ①木の表面をやすり掛けします。 180~240番の紙やすりがおすすめです。 180番のペーパーの後に240番のペーパーで仕上げすると、さらに美しくなりますよ。 ②蜜ろうワックスを刷り込みます。 使わなくなったTシャツのはぎれ等に蜜ろうワックスを取り、 蜜ろうワックスを刷り込んでいきます。 ゆっくりと木にワックスが浸透し、ツヤが出てくるのをお楽しみください!   ③乾いた布で余分なワックスをふき取る 乾いたハギレで木の中に浸透しきらなかったワックスをふき取るようにして 表面を磨いてください。 ④完成! しっとりとした奥ツヤが出ました。 左が蜜ろうワックス塗布後、右が無塗装の木です。 しっかり水もはじいてくれます!   3、モリエンオリジナル「蜜ろうワックス」の特徴  特徴その1「蜜ろうの含有率が高い」 今ではたくさんの種類の蜜ろうワックスがありますが、 その中でもモリエンの蜜ろうワックスは蜜ろうの含有率が高く高品質。 蜜ろうの含有率が高いので、撥水効果、防汚効果も抜群で、 他社様のものより少し固めのテクスチャが特徴です。 特徴その2「すべてが手作り」 一番の特徴は、社員が一から手作りしていること。 蜜蝋を溶かす作業から、パッケージ詰めまで朝から晩まで作業部屋にこもって 一つ一つお作りしています。   もともとはモリエンの現・顧問である森 常一が 「初孫が安全に木製玩具で遊べるように」 と、自分で作成したのが始まりでした。 試行錯誤を繰り返して商品化し、口コミが口コミを呼び、今では大人気商品になりました。    特徴その3「原材料は蜜ろうとえごま油のみ!」 一から手作りしているからこそ胸を張って言えるのが、 自然原料以外を使用していない、100%の天然ワックスだということ。 モリエンの蜜ろうワックスは蜜ろうとえごま油のみを使用しています。 少し柔らかめのソフトタイプは、えごま油の含有率を高くしたもの。 床用の蜜ろうワックスプラスにはすべり止めのため松ヤニが入っておりますが、こちらも天然の素材です。 特徴その4「無駄を省き、お求めやすい価格に。」 蜜ろうの含有率が高いので、原材料の価格もその分高くなります。 しかし、たくさんの方にお試しいただきたいので、パッケージの価格を抑え、 販売価格をお安くし、高品質で低価格を実現しました! フタが大きいので、使いやすさも◎です! 4、蜜ろうワックス塗装後の写真 ★木馬に★   ★蜜ろうワックスプラスで玄関床をお手入れ!★ 塗装前 塗装中 完成♪ 日焼けや水分で所々白く色褪せていた床が若々しくよみがえりました! 5、まとめ  いかがでしたか? 革靴やバックなど、革製品もクリームを使ってお手入れすることで 永く使えると同時に年々味もでてきて見た目もかっこよくなりますよね。 木も革製品と同じで大切に定期的にお手入れすることでさらに美しくなっていきます。 大切な木製品をお持ちの方は、ぜひ蜜ろうワックスでお手入れ、チャレンジしてみてくださいね!   モリエンの蜜ろうワックスはこちらからご購入いただけます!↓ 蜜ろうワックス 20g 蜜ろうワックス 100g 蜜ろうワックス 500g 蜜ろうワックスプラス(床用) 100g 蜜ろうワックスプラス(床用) 500g   塗装に必要なものがそろったセットもあります! 蜜ろうワックスお助けセット 100g 蜜ろうワックスお助けセット 500g 蜜ろうワックスプラス(床用)お助けセット 100g 蜜ろうワックスプラス(床用)お助けセット 500g   創業100年のペイントディーラー ペンキ屋モリエンTEL:078-511-5163FAX:078-891-8818メール:shop@morien.com インスタグラムもやっています♪https://www.instagram.com/penkiyamorien_official/

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刷毛の種類について

投稿者 : ペンキ屋モリエン on

刷毛なんてどれも同じじゃないの?と思う方も多いと思いますが、刷毛にも塗料と同じように多くの種類がございます。 そこで、刷毛の形状と使われている毛の種類について説明させて頂きます。   【刷毛の形】 ★筋交い(スジカイ)バケ 一般的に使用されている筋が斜めになっている刷毛。 細かい部分が塗りやすく、ハケの主流になっています。 ★平バケ ハケ先が平らで幅が広い刷毛。 主に平らな面や比較的大きい面積を塗る際に適しています。 ★寸胴バケ ハケ先がぶ厚く、毛の量も多い刷毛。 粘性の高い塗料を引き伸ばして塗るのに最適です。   【刷毛によく使用される主な毛材】 ★馬毛 ハケの毛材として使用頻度も高い。塗料の含みはヤギと豚毛の中間で適切な腰があります。   ★豚毛 毛質が太く毛腰が非常に強く毛先が柔らかいため粘土の低い防虫防腐剤の木部塗装に最適です。   ★山羊毛 上記2つよりも塗料の含みがよく、毛質が柔らかいためハケ目が残りにくくなります。   ★化学繊維 PP・PBT・ナイロン・アクリルなどがあり、それぞれの特徴を活かし組み合わせる事によって速乾性塗料や溶剤などに対応します。   以上が刷毛の形状と使われている毛の種類になります。 刷毛の他にはローラーやコテバケがございます。刷毛に比べてローラーの方がムラなく簡単で早く塗れるため、ローラーを使う職人が多いです。。また、ローラーよりもスピードは落ちるが、ハケ目もなくきれいに仕上げられるコテバケは平らな面に塗る場合にとても適しています。   塗装用具にも種類が多くあるのでいろいろと見てみてください。

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なぜリボスが選ばれているのか

投稿者 : ペンキ屋モリエン on

  リボス社とは? ドイツ リボス社は創業40年以上の実績と人の健康と安全を追求した自然塗料のパイオニアです。 リボス社は1974年、数人の博士達(全員女性)が、自然・人・地球に優しい「自然塗料」の研究を初め、世界で初めて製造開発しました。全リボス製品は、エコテストでトップランクに位置しています。 リボスとは、古代ゲルマン語で「太陽・芳香・輝き」を意味しています。リボス社は「自然・健康塗料」の代名詞と成りました。リボス製品は、永年のノウハウで構成させた「植物化学」です。   自然塗料の概念を初めて作ったのはリボス社 自然塗料とは、植物油や天然の素材を主原料として作られた塗料のことです。 今では多くのメーカーから「自然塗料」というキャッチコピーで様々な塗料が 出されていますが、実は、「自然塗料」という概念を初めて作ったのはリボス社なんです。 さらに、リボス社は「自然塗料」にひそむ健康への危険性を排除し、「自然健康塗料」として塗料の開発、製造を行っています。 天然成分の中にもアレルギー性や毒性を持つものがあります。例えばテレピン油やレモン油といった天然溶剤など。 リボス社でも当初これらを使用していましたが粘膜を刺激したり、かゆくなるなどのアレルギーを引き起こす可能性があることから溶剤への使用を中止しました。 自然素材よりも人の健康に影響が少ないことを優先し、ワインやビネガー製造等にも使用される溶液 イソアリファーテを選択することにしました。   商品はすべて『完全成分明示』!  リボスの商品はすべての商品において成分が明示されています。 各製品の成分明示が無ければ、消費者は正確に 判断・選択できないという徹底した理念によるものです。   亜麻仁油が主成分の木材保護塗料「タヤ TAYA NO.279」 日本の厳しい気候に合わせて開発された自然塗料「タヤ TAYA NO.279」。   主成分は亜麻仁油 無農薬、有機栽培の亜麻仁油が主成分です。 亜麻仁油は塗って乾いて固まる唯一の天然油です。 その他の天然油を使った塗料は添加物を入れて固めていますが、 「タヤ TAYA NO.279」は固めるための添加物が入っていません。 また、亜麻仁油は分子が細かく、木に深く浸透し、木材を保護します。   天然のエナメル膜+オイルステイン ほとんどのオイルステイン塗料はオイルを木に浸透させて保護するのみですが、 「タヤ TAYA NO.279」は、さらにその上に薄い天然のエナメル膜を形成します。 この膜が表面からの余計な水分の侵入を防ぎ、高い撥水性を持たせます。 一方で、細かい蒸気は通すので、木の呼吸を妨げることはありません。 このエナメル膜は天然のたんぱく質からなり、まさに人の爪と同じような役割を果たします。   そのため、通常のオイルステインよりも対候性が高く、 高い紫外線保護性と撥水性を発揮するのです。 日差しと雨に負けない、まさに日本の風土に合った塗料です。   天然成分から生まれた水性塗料「デュブロン DUBRON NO.400」 「デュブロン DUBRON NO.400」は天然成分から生まれた水性塗料です。   とにかく香りがいい! 私が実際にペイントしてみたときの一番の感想は、「いい匂いがする~~」でした! ホームセンター等で売られている水性塗料、いくら「低臭」「低VOC」と表示されていても 実際使ってみると(結構におうな、、)なんてこと、ありませんか? 「デュブロン DUBRON NO.400」は、嫌な臭いがしないだけでなく、いい匂いがするんです! これは私もびっくり仰天でした。ローラーで塗ったところからほのかにオレンジのような、さわやかな香りがしました。 例えるなら、おしゃれな雑貨屋さんで売っているルームミストのような香りでしょうか。 香料を入れてつけた人工的な香りではなく、含まれている天然成分から自然に出てくる香りです。 とはいっても香りには好き嫌いがございますので、敏感な方は50ccの小瓶サイズをご購入いただき、 小さな物に塗ってみて香りを体験してみてください!   天然の色だから落ち着く デュブロンは天然の顔料で色付けをしています。 人が作り出した人工色では無く、自然な色味が特徴です。 (※そのため、日塗工等の色番号での調色ができません。) 白の色も、病院の壁のような青味がかった白ではなく、少し黄味がかったやわらかな白色です。 天然の色味なので、普段生活するお部屋の壁に使用しても違和感なく、落ち着いた雰囲気になります。 「デュブロン 白」塗装後   漆喰調の仕上がり ローラーで簡単にペイントできるデュブロンですが、 漆喰調で、手触りのいいマットな仕上がりになります。   無機塗料なので、安全なのに性能も抜群 デュブロンはクッキーが小麦粉と油でかたまる原理と同じで、 石膏と自然の油を調合することで塗膜を形成します。 そのため、余分な添加物を含みません。 また、デュブロンはガラス等と同じ無機物の塗料です。 無機塗料にはたくさんのメリットがあります。 ・紫外線で変色が起きにくい ・静電気が起きないので、ホコリが付きにくい ・タバコの粒子がついて黄変しにくい ・コンロの横に塗っても油煙で黄ばみにくい ・無機物はカビが発生しにくいので、防カビ剤を入れる必要がない ※水性塗料でも臭いのきつい塗料の多くは防カビ剤が含まれています。 ・通気性、調湿性が高い   ご購入はこちら↓  DUBRON(デュブロン) No.400 全7色(着色・既調合) 10L DUBRON(デュブロン) No.400 全2色(着色・既調合) 5L DUBRON(デュブロン)...

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解説!木材用ペンキの種類と性質!

投稿者 : ペンキ屋モリエン on

気軽にDIYを楽しめるようになったこの頃。やはり手っ取り早くチャレンジできるのは空き箱、本棚、テーブルなどの木製品小物ではないでしょうか? 当店にも毎日様々な塗装方法のご質問を頂きます! DIYの仕上がりを決めるのはやはり塗料!どんな種類があってそれぞれどんな特徴を持つのかわかりやすくご説明します。   1、木目を隠す「造膜塗料」   一般的に「ペンキ」と呼ばれるのがこのタイプ。書いて字のごとく、塗った部分の表面に膜を造るものです。そのため仕上がりは木目を隠した「塗りつぶし」に! 木目が消えてもOK!色味を引き出してカラフルな仕上がりにしたい!という方にはオススメです。 造膜するのである程度の水ははじいてくれます。(ただし頻繁に水拭きするには向いていません。) ペイントの際は「刷毛で2度塗り」するとキレイに発色しますよ! ▼モリエンおすすめ造膜塗料 ・Hip mini ・バターミルクペイント ・Hip   2、木目を活かす「浸透塗料(ステイン)」   木材の内部に染み込んで着色する塗料。木目を隠さず、木の質感を生かしつつ好きな色に塗りたいという方にオススメ! 表面に膜をつくらず染み込む仕上がりなので傷や汚れはつきやすい点がありますが、上から塗り直すだけでキレイになるためメンテナンスは簡単です! ペイントの際は「コシのある固めの刷毛で擦り込むように少量ずつ塗る」のがポイント!一気に大量の塗料を重ねると乾燥不良や色ムラなどトラブルの原因になることも…。ハケ塗りの後すぐにウエス(布)で拭き取っても◎ ▼モリエンおすすめステイン塗料 ・ウォーターベース・ウッド・ダイ ・オスモウッドワックス ・ワトコオイル   3、木目と光沢を引き出す「ワックス」   浸透塗料と同じく、木目を活かす仕上がりに。ステインよりも着色力は弱いですがワックス成分(油分)が多く配合されているため、木目がしっかりと浮かび上がった上に光沢も加わり高級感のある仕上がりになります! ワックス分が表面にとどまり保護してくれますが熱に弱く、熱いものを上に置くとその部分のワックス分だけが溶け、輪染みになったりなどのトラブルの可能性があります。そのため、キッチンカウンターやダイニングテーブルの施工は避けたほうが良いと言えます。 またステイン着色と重ねることで、色に深みを与えたり、色ムラをなくしたりと使い方のバリエーションは豊富です! ペイントの際は、ワックスをウエス(布)等にとり何度も擦り込むと発色と光沢がキレイに出ます! ▼モリエンおすすめワックス ・ブライワックス ・蜜ろうワックス     以上、代表的な3つの種類に分けてご紹介しました。 発色、木目、メンテナンス…自分がどこに重きを置き、どんな仕上がりにしたいかを具体的に考えてみると塗料選びも検討しやすいかと思います。 お悩みの際はペンキ屋モリエンにお電話ください♪

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